エコアートとは
About eco art
エコアートとは
「廃材を再利用して作られたアート作品」を世の中に発信し、
社会課題を考えるきっかけ作りをする活動。
活動内容
廃材を提供する【エコアートパートナー】と【アーティスト】を繋ぎ、
アート作品制作活動の応援をしています。
エコアートが
目指すもの
私たちエコアートは、アートが溢れた社会をつくり、アートを通して社会や
地球に想いのある人々のコミュニティを豊かにしたいと考えております。
エコアート
誕生エピソード
沖縄の白骨化した珊瑚、日本の海に栄養を運ぶ役割を持つ流氷の減少、まちへ降りて来て農作物を荒らすけもの達など今世の中に存在する数々の社会課題を目の当たりにして「社会にとって、地球環境にとっていいアートを作れないか?」という想いからエコアートは始まりました。私たちが注目したのは廃材です。捨てるものをアートで循環させることは、世界が目指す「サステナブルな社会の実現」という目標への大きな一歩になります。
さらに、廃材に目を向けると「ゴミが多くでていること」以外にも様々な社会課題が内在していることがわかります。エコアートではそういった社会課題解決のために「廃材を再利用して作られたアート作品」を世の中に発信し、社会課題を考えるきかっけ作りをする活動を行なっています。
エコアート作品が世の中に広まるためには、アーティストの活躍が必要不可欠です。そのためにはアーティストが活躍しにくい今の日本の現状を変革しなければなりません。
アートが溢れた社会をつくり、アートを通して社会や地球に想いのある人々のコミュニティを豊かにするため、エコアートは誕生しました。
ゴミ問題からわかる
様々な社会課題の例
磯焼け
海流の変化、汚染、藻を食べる動物による食害で藻場が荒れ、海藻が繁茂しなくなる現象。それに伴いアワビやサザエ等の生物が減少する。
廃材:ウニの殻
害獣
人間や家畜を襲ったり農作物を荒らしたりして、害を加えるけもの。森が減ってけものたちの食べ物がなくなってきている事が原因の一つ。焼却処分されるのがほとんど。
廃材:殺処分されたけもの
ヘドロ公害
家庭や工場などから出る生活排水や工業排水に含まれる有害物質や廃液、温暖化によるプランクトンの死骸などが水底に集まり固まったもの。
廃材:ヘドロ
土砂崩れ
間伐を行なっていない森では、木と木の間隔が過密すぎて互いの成長を阻害するため、根っこが十分に張れず、台風などで木が倒れやすくなり、木の根が土砂が流出する。
廃材:間伐材
埋立地の不足
粗大ゴミや不燃ゴミの中で、処理できず残ったもの(不燃破砕残渣、燃え残った灰など)は埋め立てられている。その場所にも限りがある。そこにいた生物たちも消滅する。
廃材:家庭から出る粗大ゴミや不燃ゴミ
後継者不足
伝統文化や農作物の後継者が減っている。新しく便利な製品が生み出されていく中、これまであったその時必要だった技術が失われつつある。
廃材:売れなくなった・利用者がいなくなった素材
地球温暖化
ゴミを焼却処分する事でCO2が排出され、地球全体の平均気温が上昇している現象。
廃材:焼却処理されるゴミ
日本のアート市場と
アーティストの現状
アート市場(2020)
世界:約5.4兆円
日本:上記世界の1%未満
顧客としての富裕層(2019)
世界: 51,882千人
日本: 3,322千人※6%
アート市場のグローバル化が不十分
アートフェアやオークションの開催数や売上規模が小さく、海外からの参画や国際的な認知度が低い等
公的評価制度・税制が未整備
公的評価制度の構築が遅れている税制面でのアート市場活性化策が不十分
アート市場の裾野拡大が不十分
アート鑑賞教育の不足メディアや国民が注目する大規模な賞やイベントがない
アートの管理体制が未構築
美術館・博物館の作品の活用が不十分。二次流通以降の作品の管理が弱い
その他
アート作品のストックの流動化が不十分公的な統計が未整備アーティスト育成のための環境整備が不十分
アーティストが抱えている問題
アトリエ・作品収蔵スペースがない/材料の資金負担が大きい/販売機会が少ない/営業活動が必要/アルバイトで生活費を稼ぐ必要あり/事務作業が負担/制作に充てる時間が少ない/生活費を稼ぐのが難しい
※出典:アート産業活性化に向けたエコシステムの構築 経済同友会 2021/5/12